ベルギーNMC社を訪ねて モールディングが生み出す、新しい空間

ブリュッセルから電車で1時間46分。たどり着いたのは、ドイツとの国境に近い町、オイペンの終点駅です。
人影はなく、降り立ったのは私一人。やや心細さを感じながらも、私の心はドキドキと高鳴っていました。(NMC 社に訪問できる喜びでワクワク・・・。)
今回の旅の大きな目的の一つ、高級建築モールディングや壁面装飾において世界的なリーディングブランド『NOËL & MARQUET』を持つ ベルギのNMC 社 を訪ねるためです。

オイペン駅に到着すると、NMC 社のRobbyさんが迎えにきてくださいました。
オイペンの街をご案内いただいた後、いよいよNMC 本社へ。

ショールームには、モールディングだけでなく、壁面パネルや照明を組み込んだプロファイルなど、空間を構成するさまざまなデザインエレメントが展示されていました。




特に印象的だったのは、伝統と現代のデザインのバランス。
NMC 社が提案しているのは、モールディングを単なる装飾としてではなく、壁面パネルや照明とともに空間をつくる「Design Elements」として捉えること。
伝統的な美しさを受け継ぎながら、現代の空間へと進化させていく。
その姿勢に、とても共感しました。
ショールームの後は工場内も案内していただきました。
製造工程は撮影不可のため写真はありませんが、普段日本で提案している部材が、実際につくられていく様子を間近で見ることができ、感慨深いものがありました。
私にとって、モールディングは魔法です。
一本のラインが入るだけで、何もなかった壁に陰影が生まれ、空間にリズムと品格が宿る。
クラシックにも、モダンにも。
使い方次第で、その表情は大きく変わります。
このモールディングがもつ面白さと楽しさに、心から惹かれています。
これからも、伝統をそのまま再現するのではなく、私なりの感性で現代の空間へ取り入れていきたいと思います。
次回は、美しい街並みが残るブルージュへ。
どうぞお楽しみに。




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