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モールディングデザインで描く、空間の品格―私が、12月のベルギーへ向かった理由―

  • 執筆者の写真: 音瀬 陽子
    音瀬 陽子
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

更新日:19 時間前




昨年12月。2025年の冬、私はベルギーの地に立っていました。




夜、パリ経由でブリュッセル南駅(Brussel Zuid)に降り立った時の、あの少し湿り気を帯びた冷たい空気。




これから始まるモールディングを巡る旅に静かな胸の高鳴りを抑えきれずにいました。





ベルギーのブリュッセル南駅。モールディングデザインの視察の始まり。
12月の凛とした空気に包まれた、ブリュッセル南駅。ここからモールディングを巡る旅が始まりました。


今回の旅の目的は、世界的なモールディングメーカーである「NMC社」と「ORAC社」を訪ねること。



しかし、それは単なる視察のつもりではありませんでした。



これまでこの仕事を続けてきた私が、今なぜベルギーへ向かったのか。



そこには、インテリアデザイナーとして、どうしても自分の目で確かめたかった「答え」があったからです。





伝統を愛するからこそ、踏み出す一歩。



私はこれまで、モールディングが彩る伝統的なクラシック空間を深く愛し、追求してきました。



時を経ても色褪せないその様式美は、これからも私の中にあり続ける、変わることのない軸のひとつです。



一方で、今の私たちの暮らしには、洗練されたモダンな家具や、多様なスタイルの照明も溢れています。



モールディングの伝統的な美しさはそのままに、現代の軽やかな空気感とどう響き合わせるのか。





伝統的な建築とモールディングデザインが息づくベルギーの街並み。



モールディングは、単に壁を飾る「装飾」に留まりません。



モールディングが作る陰影。



それは、空間に「格」や「品格」を与え、緻密な計算によってもたらされる「リズム」や「メリハリ」。



それこそが、空間のスタイルを決定づける「構造美」であり、妥協のない「設計」そのものであると、私は考えています。



伝統を大切にしながら、今の私たちの暮らしに新しい美意識を吹き込む「モールディングデザイン」。



その最前線をこの目で確かめたい。その強い思いがベルギーへと突き動かしたのです。







(次回へ続く)



次回の予告:次回の更新は、木曜日20:00を予定しています。

「現場での葛藤、そして私が見つけた一つの答え」 どうぞお楽しみに。





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