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執筆者の写真音瀬 陽子

インテリアデザイナー Kit Kempの手掛けた「Knightsbrige Hotel」in London

更新日:10月10日



こんにちは。インテリアデザイナーの音瀬陽子です。


2023年夏、思い切って数十年ぶりにヨーロッパ、主にロンドンとパリに滞在し、海外の素敵なインテリアデザインを視察、たくさんの刺激を受けてきました。


今までは公私ともアメリカに行く機会が割と多かったのですが、どうしてもヨーロッパに行きたくなって、今行かなければいついくの?と自分に問い、今だ!ということになりました(*^_^*) 

まずはロンドン。せっかく泊まるのであれば、是非とも英国のインテリアデザイナー Kit Kemp(キット・ケンプ)が手掛けたデザインホテルに泊まりたいな…と考え、念願叶ってその中のひとつである「Knightsbridge Hotel 」(ナイツブリッジ ホテル)に泊まることができました。


彼女はロンドンとニューヨークに複数のデザインホテルを持つホテルグループ「Firmdale Hotels の共同オーナー兼デザイン ダイレクター(イギリス英語でディレクターのこと)でもあります。

インテリアスタイルは、とてもユニークでカラフル、異なる柄のファブリックの組み合わせ、色使いが絶妙。オブジェに動物や植物など自然を感じられるものが多くあり、インテリア空間にちりばめられています。



場所はロンドン中心部ケンジントン&チェルシーの静かな通りに位置し、高級デパート「ハロッズ」「ハーベイ・ニコルズ」やビクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)など徒歩10分程度で行ける距離で、とても便利なところです。

 

外観は一瞬ホテルには見えないほど控え目で、国旗が立ち、対のトピアリーが置かれているところが入口です。



扉を開けた瞬間からワクワクしてきます。Entry Hallを抜けると温かみを感じられる、アットホームなLobby。とても心地よいです。



インテリアはオーク材の木をベースとした自然な色調、黒色と赤のアート(絵画)が際立っています。


レセプションの写真を撮り忘れてしまいましたが、カウンターもオークでした(^^;)



左側の写真はHallwayから見たレセプション。 ロビーには彼女の本が置かれています。



Library Room(図書室)。暖炉を中心にシンメトリーに家具が配置され、本棚にはビッチリ本が並んでいます。

 

アートのようなスタンドやオブジェ、左側の壁面には9枚の馬の絵画コレクション。ラグとソファの柄や色の組合わせ。




Drawing Room(応接室) 異なる幾何学模様のファブリックとラグの組み合わせと色合わせ。



Firmdale Hotelsのロゴマークにもなっているトルソー

動物のオブジェや愛らしい犬の肖像画など、インテリアの中に動物への愛をたくさん感じます。



お部屋はジュニアスイート 37㎡ 天井高は約276cm。

 

エレガントな形状のベッドヘッドの高さは一番高いところで約246cm、ちなみにベッドの高さは約73cmで、ブルーを基調にグリーン、黄色を使った落ち着きのあるお部屋。

 

ダマスク柄のベッドヘッドやチェアの張地、幾何学模様のカーテンとの組み合わせ。壁は紙クロスではなくファブリック。




廻縁の形状と回し方、ベッドヘッドのパイピング、シルバーの金物…細部も気になります!



ひと部屋ごとに異なるインテリア。



御影石のバスルーム、丸みのあるクロムの水栓がかわいい。



シャワー水栓も素敵すぎる。



客室へ向かう廊下の壁は大胆な幾何学模様。



客室の廊下側の壁には、各部屋のファブリックをコラージュしたボードがフレームに収められ飾られています。


いかがでしたでしょうか?


私はインテリアの力を思う存分に感じることができました。次回も素晴らしいインテリアデザインを手がけているFirmdale Hotels Groupのホテルに泊まってみたいと思います。どこにしようかな~と今から楽しみで仕方ありません。


最後までお読みいただき、ありがとうございました^_^

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