こんにちは。インテリアデザイナーの音瀬です。
ロンドン滞在中に訪れた、もう一つの老舗百貨店「Liberty リバティ」をご紹介します。
1875年にアーサー・ラセンビィ・リバティ氏が「リバティ商会」を設立。当初は東洋のシルク、ウール、織物や装飾品を販売するお店でした。
東洋の色使いやデザインに影響を受け、1950年代に自社ブランド「リバティ・アート・ファブリック」を立ち上げ、オリジナルのデザインを作り始めました。
リバティの製品の多くは、リバティ社が開発した「タナローン」という生地が使われています。タナローン生地の特徴は、シルクのような光沢を持ち、普通のコットンに比べて高級感があり、プリントの発色がきれいなことです。
現在の建物は、ちょうど100年前の1924年に建てられ、外装も内装もチューダー・リバイバル様式の木造建物になります。柱や梁などの骨組みを外に見せて、その間を漆喰などで白い壁にする「ハーフティンバー」が特徴です。
ショッピングしなくても、リバティ百貨店の建物を見学するだけで、ロンドンの歴史に触れることができるので、必見です(^^)
リバティ百貨店では、化粧品、装飾品、ホームウェア、家具、ファブリックなどが販売されていますが、リバティと言えば、なんといっても色とりどりの小花模様のリバティプリント(生地)が有名ですよね。もちろん花柄以外に、ペイズリー柄や幾何学模様、動物柄など、たくさんのデザインもありますよ。
リバティプリント柄は、2つのコレクションに分けられています。
クラシックコレクション:リバティ社のアーカイブから選ばれた定番のプリント生地で、歴史あるデザインや著名な柄などがあります。
シーズナルコレクション:毎年2回、春夏、秋冬に発表される新作のプリント生地で、その年のトレンドを反映した柄があります。
リバティジャパンでは、クラシックコレクションとシーズナルコレクションの中から、日本
で人気の柄を中心に集めたエターナルコレクションを展開しています。日本独自の配色や柄もあります。
リバティプリントは、ハンドメイドでオリジナルの小物、大人服や子供服を作るのに最適! 先日、仕事でお会いしたお客様は、リバティプリントのワンピースをお召しになられて、とっても華やかでかわいく素敵でした。
お気に入りのリバティプリントを見つけて、暮らしに取り入れてみるのも楽しいですね。私は、カルトナージュの作品を作って楽しみたいと思います(*^-^*)
ロンドンに行った際には、愛され続けるリバティプリントの故郷、リバティ百貨店をぜひ訪れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)/
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